ポスティングとWEB広告の違いとは?それぞれの特徴を知ろう!
紙媒体であるポスティングと、インターネットを介するWEB広告。近年はWEB広告に注目が集まりがちですが、ポスティングの力もいまだに根強いものです。2種類の間にはどのような違いがあり、どう使いこなせばよいのでしょうか。この記事ではポスティングとWEB広告の違いを解説します。
ポスティングとWEB広告の違いを知ろう!
最初に、両者それぞれの特徴をおさえておきましょう。
■ ポスティングの特徴
ポスティングの長所としてまず挙げられるのは、エリアを絞ってアプローチができるという点です。どんな人が住んでいる地域なのかリサーチを行いさえすれば、そのエリアに合った宣伝活動が行えます。
また、ポスティングしたチラシは、あらゆる宣伝方法の中でも比較的見てもらいやすい手段であることをご存知でしょうか。駅前で配っているチラシはなかなか受け取ろうと思いませんし、WEB広告も本当に興味がないとクリックしませんよね。ところがポストに入っているチラシは、自分に関係がある広告か仕分けをするため、手に取って目を通す可能性が高いのです。
コストについていえば、一枚5~17円ほどと安めですし、膨大な量でなければコストも低くおさえられます。準備も簡単にできるため、思い立った時すぐに刷って投函できるのもよい点でしょう。
ただ、より広い範囲に配布したい場合には、費用もかさみ、準備にも時間がかかります。一度作り始めてしまったり、ポスティングしてしまったりすると、キャンセルや回収ができない点も注意すべき点です。
■ WEB広告の特徴
WEB広告は、なんといってもアプローチできる範囲が断然広いというところがポイントです。世界中の人に広告を見てもらうことができますし、それと同時に地域を絞る設定もでき、柔軟な宣伝が可能です。
チラシとは違い、広告を取り下げたいと思ったらすぐに止めることもできます。一件あたりのコストはポスティングよりもかさみますが、実はクリックされなければ費用はかからないのです。
当たり前ですがチラシは、目を通されずに捨てられてしまっても費用が戻りません。そう考えると、WEB広告は無駄な費用が発生せず、お得といえます。
また、すでに同じような商品を検索した人に広告が出るようになっているので、興味のある人のところに宣伝を出せるのが非常に便利なところです。
このように効率的な手法を取れる分、アナログ方式のポスティングとは違って、WEB広告は技術が必要です。専門的なテクニックが求められるため、気軽に手を出しにくい媒体でもあります。
どちらの方法ももちろん充分に利点があり、自分の事業にはどちらが適しているのか迷ってしまいますよね。次に、具体的に業態ごとに向いている宣伝方法を紹介します。
ポスティングに向いている業種・ケース
前述しているとおり、エリアを絞った宣伝ができるポスティングは、地域密着型のサービスの宣伝に非常に向いています。その事業が対応可能な範囲に絞って広告できるため無駄がなく、広告費の節約もできます。
また、短期間で広告の反響が欲しい場合にも、ポスティングの方がおすすめです。WEB広告の場合だと、広告を掲載してから反響を得るまでに時間がかかる傾向があります。
WEB広告の種類にもよりますが、長いもので数か月の時間を要するものもあるのです。ポスティングだと、投函されてから翌日には反響が出ることもあり、とくに開業直後など急いで集客をしたいケースではポスティングのほうがおすすめなのです。
あとは、すでに同業種がWEB広告を利用している場合には、ポスティングなど変化球の手段を取った方がよいといえます。お客さんの取り合いにならずに済むでしょう。
WEB広告に向いている業種・ケース
対してWEB広告を使った方がよい業種は、そのターゲットがインターネットを使う層である場合です。とくに若い人はチラシを見るよりも、スマートフォンから情報を得る機会の方が断然多いはずです。
裏を返せば、インターネットを使わない層にはアプローチが届きにくいともいえます。たとえば、高齢者向けの商品を扱っている業種などです。しかしその場合でも、その家族や周囲の人たちに広告が届けばよいので、WEB広告が太刀打ちできないというわけではありません。
また、興味のある人にはしっかり宣伝が行き届くのが、WEB広告の強みです。キーワード検索してもらいやすい業種は、なおさらおすすめです。
あとは、広範囲に宣伝を打ち出したい場合には、やはりWEB広告を採用するべきでしょう。すでに説明してあるとおり、ポスティングでたくさんの人に広告を出そうとすると、大幅な費用がかかりますし、準備も大変です。インターネットを使った方が、楽に、そして広い宣伝が可能となります。
このように、2つの宣伝方法はその対象となる人やアプローチ方法にしっかりとした違いが出ています。違うからこそ、お互いの短所をカバーするために同時に2つの方法を利用している業者もあるほどです。「反響が早く欲しい」「より多くの人に宣伝したい」など、宣伝に対する優先条件を明確にしておくと決めやすいのではないでしょうか。